化学物質の適正利用に向けた都市水循環の汚染実態把握と汚染状況からの河川流域の評価
Research
我々の日常生活で使用される化学物質の中には、既存の排水処理技術では十分に処理されず、下水処理場等を経由して水環境へ排出されているものがあります。そのような化学物質の中には、極低濃度でも水生生物の生殖や行動に悪影響を及ぼすものがあります。そこで当研究室では、今後のヒトと野生生物両方の健康を両立する化学物質利用に向け、都市域の河川や海域、下水処理施設におけるこれらの汚染実態の把握を目指した調査・研究を行なっています。また、一部の環境汚染物質の中には、河川水や下水中の濃度や比が、その上流の人口や排水の処理レベル、特定疾病の流行状況、病原微生物による汚染実態などの流域情報の指標となりうるものがあります。そのため、これらの指標化についての研究も環境鑑識学の分野における下水疫学として推進しています。
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